2023年05月13日

柳生川地下河川整備の視察

柳生川地下河川整備の視察に行ってきました。

私の自宅の目の前を流れる殿田川の下流が柳生川であるため、

地理的にも関係が深く、大きな関心をもって視察に臨みました。


平成20年8月末豪雨の際には、

床上浸水79戸、床下浸水60戸にも及ぶ

越水による浸水被害が発生しました。

しかし、柳生川地下河川の整備が完了すると、

浸水被害は概ね解消します。


【事業費】 約130億円(国、県各1/2負担)

【事業期間】 令和元年度~令和7年度


↓鉄道3橋と道路橋4橋が架かり川幅を拡張することが困難なエリア、流入部はバローの南側


↓トンネル壁面はセグメントといい、7つに分割したブロックでできている(防音ハウス内)


↓流出立坑(深さ約35m、内径14.7m)


↓地下河川内径6.7m


↓シールドマシン(流出立坑から掘り進み、令和5年5月11日時点で東海道本線の線路下まで到達)


↓トンネル直線部分


↓流出立坑はエレベーターで昇降可能


子どもの頃からいつも巨大な人工構造物にはワクワクしていましたが、

その感情はいくつになっても変わらないことに改めて気づきました。

洪水の越水を抑制し、被害の軽減を図るために

令和7年度の完成が待ち遠しいです。




  


Posted by 伊藤哲朗 at 10:00Comments(0)ブログ