2023年03月31日
2023年豊橋市小中学校給食費無償の経緯
豊橋市議会でのこれまでの経緯を確認してみましょう。
2021年3月
小学校給食費無償化は可決されませんでした【市の財源】。
2022年3月
小学校給食費無償化の予算案自体が上程されませんでした。
2022年9月
小中学校給食費無償(半年間)が可決されました【国の財源】。
2023年3月
小中学校給食費無償を1年間延長する予算案が上程されましたが【国の財源と市の財源】、
修正案により、小中学校給食費無償の半年間延長が可決されました【国の財源】。
したがいまして、小中学校給食費無償は、2023年9月まで延長されます。
経緯をご覧になればお分かりの通り、これまでは、市の一般財源による無償は可決されておりませんが、国の財源(新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金)を用いての無償は可決されてきました。つまり、国の財源の範囲内であれば無償とされてきました。
2023年10月以降、新型コロナ臨時交付金が本市にどのくらい配分されるのか、まだ分かっていません。もしかすると、新型コロナも収束の様相のため、新型コロナ臨時交付金ではなく、物価高騰対策名目の交付金になるのかもしれません。
その一方で、自民党の茂木幹事長は、公立小中学校の給食費無償化などを柱とする、政府への提言案をとりまとめました。岸田総理は、これまで全国一律での無償化には慎重で、対応が注目されていました。
そして、本日(3月31日)岸田政権が掲げる“異次元”の少子化対策の「たたき台」がとりまとめられました。その中で、「学校給食費の無償化」も「課題の整理を行う」としました。しかしながら、ここで問題となるのが「財源」です。国にも確たる財源がないため、学校給食費の無償化が本当に実現するのか、国の今後の動向が気になるところです。