2021年12月27日
浜松湖西豊橋道路は2027年~2029年に工事着手の見込み

浜松湖西豊橋道路のルート帯案は、これまでに3つのルート帯案が示されていましたが、その中から最も街に近い【案①西側ルート】とすることが示されました。三河港から高速道路ネットワークへの速達性に最も優れ、防災拠点へのアクセス性向上、観光圏域間の移動性向上、現道からの大型車交通の削減が最も期待できるというのがその理由です。また、インターチェンジ配置については、産業拠点とのアクセス性を考慮するとともに、市街地や防災拠点とのアクセス性にも配慮した配置案とされました。
地図にある赤い線で囲われているのがルート帯案で、5つある黒い丸がIC検討位置です。ルート帯案を実際の地図とよく見比べてみると、三ヶ日JCTから弓張山地沿いに南下し、新所原を通って雲谷の山から大脇町を通り、岩屋緑地をかすめて、国道一号線と新幹線の線路が交差する辺りにインターチェンジができ、三河港へと向かうように見えます。この辺りに土地を所有している方や、お住まいの方々にはかなり影響のあることだと思われます。
2021年12月定例会の一般質問で、事業化までのスケジュールについて聞いたところ、都市計画決定や環境アセスメントの手続きに、5年~6年かかり、その後、1年~2年で新規事業化という答弁でしたので、およそ6年~8年後(2027年~2029年)に用地買収や工事着手の見込みとなりそうです。意外と早いなあと感じませんか?
さらに、今後の本市の取り組みについて聞いたところ、本市として、整備効果が最大限に発揮されるよう、ICの位置やアクセス道路、周辺の土地利用などについて、遅滞なく検討を進め、さらに、三河港周辺道路のアクセス性向上を図るため、三河港から国道23号名豊道路までの区間の整備を優先して着手するよう、国・県に働きかけるとのことで、引き続き、地元経済界や農業団体などと連携し地域一体となって、早期実現に向け取り組んでいくとの答弁でした。今後の動向を注視し、随時お伝えしていきたいと思います。